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食中毒は夏だけじゃない!? |
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多くの食中毒菌は25〜40℃でよく発育するため、気温の高い夏場はこれらの菌が食品をエサに増殖し、食中毒を引き起こしやすくなります。また、ウイルスによる食中毒は少量でも感染・発症しやすく、冬を中心に年じゅう発生しています。食中毒の危険は、いまや年間を通して潜んでいるのです。 |
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あらゆる動物の腸管に保菌し、食肉、特に鶏肉が原因物質になりやすいと言われています。熱や乾燥に弱く低温で生存し、100個程度と比較的少ない菌量で食中毒が発症。予防方法として、食肉は75℃以上で1分以上の加熱調理、手指や調理器具の洗浄・殺菌などが有効です。 |
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動物の腸管や河川・下水等自然界中に広く分布。2,500種類以上もの血清型があり、鶏卵を原因とするサルモネラ・エンテリティディス(SE)による食中毒も知られています。食肉や卵はよく加熱調理し、調理後には手指や調理器具を洗浄・殺菌して予防しましょう。 |
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人や動物の皮膚や粘膜に生息。菌は熱に弱いですが、生産される毒素は100℃の熱でも分解されません。あらゆる食品が原因食となる可能性がありますが、穀類やその加工食品による食中毒が特に多く、中でもにぎりめしによるものが発生件数の4割を占めています。 |
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大腸菌のうち、病原性を有するものを病原大腸菌といいます。特に牛などの家畜の腸管に存在するO-157が知られており、糞便に汚染された食肉や水からの二次汚染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。菌は熱に弱く、75℃1分の加熱で死滅します。 |
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人や動物の腸管、土壌・水中など自然界に広く分布。空気のないところで発育して熱に強い芽胞をつくります。そのためカレーや煮物などの、一度に大量調理され、長時間室温で置かれた食品が原因になることが多く、大規模食中毒を引き起こしやすい特徴があります。 |
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ウイルス性の食中毒のほとんどはこれ。食品中では増殖できず、人の小腸粘膜で増殖します。カキなどの二枚貝の汚染が多く報告されており、85℃1分以上の加熱が有効とされています。また、感染者の吐しゃ物や便に接触することで二次感染を引き起こす恐れもあります。 |
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食中毒を予防するには |
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食中毒を予防するには、「食中毒予防の三原則」を守ることが重要です。厚生労働省ではこの「三原則」を「家庭でもできる6つのポイント」に置き換えて推奨しています。この「6つのポイント」からは、食中毒の多くは食材の「調理」と「保存」に気をつけることで予防できる、ということを読み取ることができます。 |
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